歴史に思いを馳せて楽しめるのは有田焼ならでは
■歴史ある磁器・有田焼
食器を選ぶとき、一体何を基準にするのが一般的なのでしょうか。
見た目や使いやすさ、いろいろな料理に合わせやすい汎用性があるかどうかなど、人によって何を優先するかは少しずつ違うかと思います。
どれもが食器を選ぶ上では欠かせない要素ですし、料理と合わせるときにも気をつけたい点ですよね。
有田焼は、見た目の美しさや食器としての使いやすさも高く評価されている磁器ですが、その他に「長い歴史を持っている」という魅力も持ち合わせているという点で他の食器とは一線を画した存在でもあります。
日本の伝統的な磁器で日本食を楽しむという贅沢は、有田焼のような歴史ある食器でしか叶えられないこと。
自宅で使う食器にも、お店でお客様にお出しする食器としても、高い人気があるのはこうした贅沢なひとときを楽しめる食器だから、ということも関係しているのでしょう。
■有田焼の持つ長い歴史
有田焼は、400年ほどの長い歴史を持つ日本でも一番古い磁器です。
その歴史の発端は、なんと豊臣秀吉の朝鮮出兵の時代にまでさかのぼります。
秀吉の死によって途中で中断されることになった朝鮮出兵ですが、日本軍は朝鮮から陶芸家や芸術家などを捕虜として連れ帰っていました。
その中に、有田焼の第一人者である李参平もいたのです。
有田焼が生まれるきっかけとなったのは、有田地方で発見された質の良い陶石でした。
磁器の質は陶石の質がそのまま反映されるものですが、有田地方で見つかった陶石は白磁を作るのにはぴったりのものでした。
それを使って有田町で作られた磁器を有田焼と呼ぶようになったのです。
有田町では李参平は「陶祖」と呼ばれているのだそうで、神社で神様として崇められているのだとか。
その後、地元鍋島藩の保護を受けながら有田焼はどんどん生産されました。
ごく初期の素朴な作風にはじまり、今の有田焼にも連なる美しい絵付けが魅力の色絵磁器、乳白色の生地に赤色を中心とした絵柄を描く柿右衛門様式など、さまざまな技術や様式が時代ごとに生み出され、有田焼というブランドを支え続けてきたのです。
国内向けの生産はもちろん、海外にも有田焼はたくさん輸出されました。
特に柿右衛門様式はヨーロッパ諸国で広く愛され、ヨーロッパの磁器生産にも大きな影響を与えたほどです。
現在も、有田焼という名前は海外でも高いネームバリューを誇っています。
日本のみならず、世界的にその技術と美しさを認められた有田焼。長い歴史を持つ有田焼だからこそ、ただ食事を楽しむだけではなく「有田焼の食器を使っている」ことそのものに価値を見出すことができます。
歴史に思いを馳せながらの食事は、きっと特別な体験になることでしょう。
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