有田焼が食器として高く評価される理由とは?
■現代にまで続く有田焼の長い歴史
有田焼は、その歴史がはじまった400年以上前から今に至るまで、長い間日本のみならず世界的に愛されてきた磁器のひとつです。
有田焼がここまで愛され、そして人々の生活に根付いているのは、芸術品・工芸品としての価値だけではなく実際に使う「食器」としても高く評価されてきたということが大きいでしょう。
芸術品として愛されていたのであれば、たとえ高い評価を受けていてもその文化に詳しい人しかその名前を知らない磁器になっていたかもしれません。
ですが実際には、たとえ陶磁器にはあまり興味がない・知識も持ち合わせていないという人でも、有田焼という名前だけは聞いたことがある……こんなケースがたくさんあります。
それはやはり、日本人の食生活に密着した食器として愛されてきたことに起因しているのではないでしょうか。
有田焼が誕生したのは17世紀のこと。数々の著名な磁器が作られている日本においても、最も古く歴史のある磁器です。
職人の技術もさることながら、有田町近郊で採れる質の良い陶石に恵まれ、高い品質と美しさを兼ね備えた磁器として誕生しました。
その後、最初期の素朴な風合いの物だけではなく、多彩な色で着色し絵付けする技法や様々な様式がどんどん作られ、技術はますます発展していきました。
様々な面で技術が進歩した現代であっても、有田焼は全ての工程が手作業で作られています。
そんな伝統的な製法にも、有田焼の持つ深い歴史と、人々の思いが感じられますね。
■デザイン性と機能性を併せ持つ有田焼
有田焼が食器として愛されてきたのは、長い伝統や見た目の美しさといった付加価値に加え、同時に食器としての機能性が高いから、というのが大きな理由です。
食器に限らず、古くから伝わっている伝統的な製法で作られているものは今でもたくさんありますが、その多くは実用性という意味では新しい技術で作られたものに取って代わられていますよね。
伝統や歴史には大きな価値があるのは確かですし、それを愛好している人もたくさんいます。
ですが機能としては新しいものに劣ってしまうのはある意味では仕方のないことです。
しかし、有田焼は食器としての機能性もとても優れているため、新しい製法で作られた食器にも引けを取りません。
伝統に即した製法で作られていますが、一方で技術はどんどん進歩しており、今では様々なデザインの有田焼が販売されています。
そうして進歩し続けるだけでなく、有田焼の特徴である軽さと丈夫さ、食器としての取り扱いやすさはずっと変わらず保たれているのも有田焼の素晴らしさです。
デザイン性と機能性、食器をはじめあらゆる物に重要なこのふたつの要素を併せ持つからこそ、多くの人に愛され続ける磁器となったんですね。
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