苦境を乗り越えて新しい時代へ。焼き物の歴史と未来
有田焼や波佐見焼、益子焼に美濃焼など、日本には伝統的な磁器や陶器が数多く受け継がれています。生活空間に華やぎを与えてくれる焼き物、実用的な焼き物などさまざまですが、日本人は長く焼き物を身近に置いて生活してきました。
しかし焼き物の世界はつねに順風満帆だったわけではありません。苦境の時期に直面しながらも乗り越え、現代の新しい風を感じられる時代を迎えたのです。
古くは縄文時代から人々と共にある焼き物
日本の焼き物の歴史は古く、もっとも古いとされる土器は1万6500年前までさかのぼれます。そのあとの弥生時代、古墳時代…と連綿と続く焼き物文化は鎌倉・室町時代に各地でさらに盛んになり、各地で窯が作られ、陶器が産出されるようになりました。
17世紀には磁器が有田の地で作られるようになり、そのすぐれた作品群は海外でも人気を博しました。ことに伊万里焼(有田焼)は欧州の王侯貴族が争うように買い求めたと言われているほどです。
明治時代から近代にかけては品質を保ちながらの大量生産技術も発達し、焼き物はますます人々の生活の中に溶け込んでいきました。
焼き物の世界にとって苦しい時期へ
しかし昭和から平成の世になるにつれ、焼き物の世界に不況や後継者不足の問題がしのびよります。長引く不況で外国製の安価な大量生産品が好まれるようになった背景や、伝統産業の後継者が見つけにくいという原因がありました。
その打開のため、焼き物業界では海外の有名磁器ブランドとの提携や新ジャンル商品の開拓などに力を入れるようになります。
苦境を乗り越え新しい時代へ
苦しい時期はありましたが、焼き物の世界は少しずつ力を盛り返しつつあります。従来の伝統的な磁器・陶器はもちろん、新しい世代の担い手が自由な発想で世界を広げています。
磁器や陶器をもちいて魅力的なアクセサリーやキッチン用品などを作り上げ、今まで焼き物と縁遠かった人々を巻き込んだ新しい風が吹いています。伝統と新たな感性を同時に楽しめる焼き物は、これからも人々の生活に寄り添っていくでしょう。
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