懐石料理もご家庭も。向付の幅広い活躍の場所
懐石料理・会席料理をいただくとき、最初に供される一品として「向付」があります。本来、向付はお皿の名称です。向付にのせられる料理は季節感を大切にしたものが多く、豊富なバリエーションで食事の時間を楽しませてくれます。
料理が供される際、ご飯と汁物の向こう側に置かれるため、「向付(むこうづけ)」と呼ばれるようになりました。懐石料理のスタートを彩る大切な存在です。おもに陶磁器が選ばれ、有田焼のような磁器もよくもちいられています。
向付にはどんな料理をのせる?
向付を使って盛り付ける料理はさまざまです。現代は刺身が多い傾向ですが、季節感を重視し、寒い時期には火を入れた料理を盛り付けるパターンもあります。
一般的にはおつくりや昆布締め、魚介類以外であればなますも盛り付けられます。余談ですが、なますは懐石料理が誕生した頃、向付に盛り付けられる正式な料理として認識されていた歴史を持っています。
向付に使う器は懐石料理の最後まで手元に
懐石料理では最初に出される向付は、いただいたあと、その器を最後まで取り皿として手元に置いておきます。そのため、もてなす側には「器選びに気を抜けないな」と気合いを入れる人も少なくありません。
料理は目で楽しむのも醍醐味です。器も視覚的に大きな効果を発揮し、その日の食事の感想を左右することもあります。一品だけではなく、料理全体によく合う向付を選ぶのも、もてなし側の腕の見せどころですね。
家庭の食卓で自由に使うのも向付の楽しみ
懐石料理をいただくようなシーンと違い、ご家庭で使えるのも向付の良いところです。小ぶりの皿はいくつあっても困りませんし、出番も多いものですよね。
懐石料理のように取り皿に使うのも良いですし、ちょっとした箸休めや小さなおかずを入れて食卓に出すのも便利です。
深めのタイプなら煮豆を入れると可愛らしいですね。浅めなら冷ややっこや一口サイズのおつまみなどはいかがでしょうか。意外なところではお子さんのおやつを盛り付けてみるのもおすすめです。普段と雰囲気が変わって喜ばれますよ。
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