その有田焼は手描き?プリント?絵付けの特徴と見分けかた
有田焼をはじめ、美しい絵付けがほどこされた器を買うとき、「同じような絵柄なのに値段がこんなに違う」と思ったことはありませんか?もしかすると、絵付けの方法が違うのかもしれません。
有田焼の絵付けは手描きとプリントがあります。それぞれの特徴や見分けかたについてご紹介します。
価格は手描きのほうが上に
有田焼は日常生活に手軽に取り入れられる価格のものから、とても庶民には手が届かないような価格のものまで驚くほどの幅があります。理由はさまざまですが、そのひとつとして「絵付けが手描きかプリント(転写)か」ということも挙げられます。
手描きで絵付けがほどこされた有田焼は、職人が一筆一筆丁寧に作業をしています。
ものによっては数ヶ月から半年、あるいは一年もの時間をかけて仕上げることも。出来上がった有田焼の価格が高くなるのは当然かもしれません。
いっぽう、プリントはそこまで時間を必要としません。同じ絵柄をほぼ正確に写すことに優れ、リーズナブルな価格を実現しています。
ただ、プリントは決して悪いことではありません。もともと有田焼は、昔から大量生産ができる磁器としても有名です。
これは長い歴史の中で転写技術が発達し、一定の品質を保ったまま量産できるという体制を確立したからなのです。
芸術的な一面だけではなく、このように産業革命的な歴史を持っているのも、有田焼の素晴らしい点ではないでしょうか。
手描きとプリントの特徴・見分けかた
手描きとプリントの見分けかたでもっとも大きなポイントは、やはり「価格」です。手描きのほうが高くなる理由は前述の通りです。
ほかにも手描きはよく見ると絵具が飛び散った跡や、線に大きな強弱が出ていることがあります。それもまた手描きならではの良い味です。
どちらにも歴史と味がある手描きとプリント
価格や価値で言えば手描きが重視されるのは当然です。世界にひとつしかない有田焼として、高く評価されるでしょう。いっぽう、プリントの有田焼にも技術的に大きな歴史を持っています。
どちらにも歴史があります。そして手描きならでは・プリントならではの味も楽しめます。気に入った有田焼があったら「どっちかな?」と楽しんでみてくださいね。
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