江戸時代に誕生した有田焼の特徴とは
白磁に踊る鮮やかな紅と藍の色が目を引く伊万里焼。江戸時代に生まれた名品です。この伊万里焼も有田焼の一種なのですが、なぜ「伊万里焼」と呼ばれるのでしょうか。
同じ有田焼でありながら、なぜか名称が異なる伊万里焼。その理由をご紹介します。
伊万里焼の起源とは?
伊万里焼は華やかな絵付けが特徴的な有田焼です。あの特徴的な紅の絵は柿右衛門様式と呼ばれ、海外の磁器文化にも大きな影響を与えています。ことにマイセンは有名です。
1690年頃にはさらに進化を遂げ、紅に加えて金ももちいられるようになりました。金襴手様式と呼ばれるなんとも華やかなこの様式は、多くの人が思い描く「伊万里焼」ではないでしょうか。
なぜ有田焼と伊万里焼が違うものだと思われたのか?
伊万里焼は有田焼の一種です。違う名で知られるようになったのは、生産された土地が関係しています。
当時、有田焼は有田や波佐見で生産されていました。その土地の名前を取り、有田焼、波佐見焼と呼ばれるようになり、今でも有名な磁器として人気を博しています。
伊万里焼も同様です。伊万里の地で作られていたため、自然と「伊万里焼」と称されるようになったというわけです。
ただ、伊万里焼と似た名称の磁器に「古伊万里」がありますが、こちらは伊万里焼ではありません。古伊万里は伊万里で焼かれたものではないのです。
古伊万里は1650年頃までに生産されたものを指しています。やや複雑な関係で分かりにくいかもしれませんが、作られた年代を見ればすぐに分かります。また、どちらも優れた美しい焼き物であることには変わりありません。
土地の歴史も感じられる有田焼
有田焼は有田の地で生まれ、令和の世になった現代でもさまざまな進化を遂げています。食器類やインテリア用品だけではなく、アクセサリーや生活雑貨の中にも有田焼が取り入れられるようになりました。
有田焼、波佐見焼、伊万里焼…とさまざまな呼び名がありますが、いずれも同じ有田焼です。それぞれが持つ土地の歴史に思いを馳せながら、ぜひお気に入りの有田焼をお楽しみください。
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