有田焼の特徴は?伊万里焼との違いとは?
有田焼についてネットでチェックしていると、伊万里焼も一緒に表示されることはありませんか?
「有田焼と伊万里焼はどう違うのだろう?」と首を捻る一瞬です。
有田焼と伊万里焼は、もともと同じものです。
なぜ、まるで違うものであるかのように呼ばれるようになったのでしょうか。
もともとは同じもの!有田焼と伊万里焼
有田焼の歴史は古く、始まりは16世紀末までさかのぼります。
豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、朝鮮半島から九州の佐賀県有田町付近へ渡ってきた陶工が窯を開いたのが始まりです。
有田焼の名前は、窯が開かれた有田町が起源になっています。
土地で興隆したものが、土地の名前を冠することはよくあることですよね。
それから有田焼はその高い品質と美しさで一気に有名になり、さらには技術も飛躍的に進化して、国内だけではなく海外からも購入希望が殺到するようになりました。
有田焼の絶大な人気に目を付けた当時の貿易商・東インド会社が、有田焼を買い付け、欧州へ輸入する運びになったのです。
そのときに使われた港が伊万里港です。
今でも有田焼を伊万里焼と呼ぶことがあるのは、輸出する港に伊万里という名が入っていたからなのですね。
「古伊万里」は有田焼の種類のひとつ
伊万里ではなく「古伊万里」という名称の磁器もありますが、それも有田焼です。
有田焼は3種類に大別でき、古伊万里はそのうちの1種類で「古伊万里式」と呼ばれます。
古伊万里式は江戸時代に誕生した種類です。
有田焼独特の白磁の上に染付をし、紅や金をふんだんにあしらった豪華絢爛な装飾が特徴的です。
有田焼と言ったら、多くの人にまず古伊万里式が思い出されるほど有名です。
その華やかな紋様は、1度見たら忘れられないインパクトを持っています。
名称にも歴史を感じる有田焼
有田焼と伊万里焼の違いは、興隆した土地や輸出に使われた港の名称にありました。
名称はどうあれ、有田焼としての歴史や品質は変わりません。
伝統を受け継いだ高いクオリティは、今も多くの人に愛されています。
かつては大名や欧州の権力者に愛された有田焼ですが、今は幅広い層の人が手に取れる時代です。
お値段もさまざまで、生活の中に自然と取り入れられるものも多数あります。
お気に入りの有田焼を見つけて、歴史を楽しみながら使ってみて下さいね。
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