波佐見焼って有田焼なの?近いルーツと現代での違い
日本の磁器の中でも有名な有田焼、そして波佐見焼。有田焼は昔から有名で、17世紀には欧州にも輸出されるほどの知名度がありました。
いっぽう、波佐見焼が日本でポピュラーになったのは比較的近年です。よく似た性質だと感じる人が多いのか、「有田焼と波佐見焼は同じもの?」という疑問を持たれることも。
有田焼と波佐見焼はルーツが近い
有田焼と波佐見焼は、結論から言ってしまえば「別のもの」です。しかしそのルーツがとても近く、一時期はほぼ同じものとして扱われていたこともまた事実でしょう。
1616年、鍋島藩で有田焼が誕生しました。そしてほぼ時期を同じくして、近接の大村藩で波佐見焼が誕生したのです。この2つの誕生時期は本当に差がなく、そして磁器という性質も同様であったため、長く兄弟のように扱われることになりました。
有田焼は華やかで美しい絵付けを特徴のひとつとし、上流階級では献上品として扱われるほど高級なものでした。
波佐見焼は淡い色、シンプルなデザインが特徴で、日用品として多く生み出されています。
やがて2つは輸出によって世界に、そして鉄道の発達で日本中に広がることになったのですが、いつしかまとめて「有田焼」と呼ばれるようになったのです。
生産地表記がきっかけで改めて知られた2つの違い
近いルーツでほぼ同様に扱われていた2つですが、近年では生産地表記が義務づけられるようになりました。それにともない、有田焼は有田焼、波佐見焼は波佐見焼として、独自の名称で流通することに。
有田焼と波佐見焼の風合いの違いはそれぞれのファンを虜にしています。それは流通初期から現代でも変わりません。有田焼ならでは、波佐見焼ならではの特徴や風合いで、どちらも日本の伝統ある磁器として愛されています。
優れた磁器をライフスタイルの中に
有田焼、波佐見焼はいずれも伝統ある優れた日本の磁器です。幅広いジャンルでさまざまな使いかたが楽しめます。
窯元や店舗、そして通販やオンラインイベントでお気に入りの磁器を見つけ、ぜひ生活の中に取り入れてみてくださいね。
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