欧州の産業に大きな影響を与えた有田焼
日本の磁器として有名な有田焼は、国内のみならず、海外でも高い評価を受けています。
また、昔からのコレクターも少なくありません。
有田焼が海外のコレクターの心を虜にしてきたのは何故なのでしょうか?歴史とその理由を探ってみましょう。
国際的な需要が生まれた背景
有田焼は17世紀のはじめ、1610年代に有田の地で生産が開始された歴史のある磁器です。職人の絶え間ない努力の結果、わずか30年ほどの間に安定した生産が可能になりました。
その頃、それまで欧州で人気を博していた中国の磁器の供給が不安定な状況に。品質の高い磁器の安定供給を求めた貿易商人が、偶然にも同じ時期に名を馳せ始めた有田焼に目を付けたのです。
欧州の食文化に変化が生じたのも、有田焼の需要を押し上げる大きな要因になりました。それまで王侯貴族に使われていた食器は金銀が主だったのですが、この頃には磁器が使われるようになっていたのです。
しかし磁器は輸入しなければなかなか手に入らず、結果として王侯貴族たちは有田焼をはじめとしたアジアの陶磁器をこぞって求めるようになりました。
欧州の産業に影響を与えた有田焼
有田焼が高値で取引されるいっぽう、欧州では有田焼のような磁器を作る技術の発達が目指されました。有田焼や中国の磁器の特徴である美しい白さを持つ磁器を作るよう、命令を出した王侯貴族もいるほどです。
それは欧州の磁器の発達をうながし、イギリスやドイツ、フランスなど、多くの国で独特の磁器を生み出す結果に繋がりました。その発達の根底に有田焼があることは、取りも直さず有田焼が優れた磁器である証明だと言えるでしょう。
世界中で愛される有田焼をお手元に
有田焼は世界で長く愛されています。一時期は生産が落ち込んだこともありましたが、あらためて見直されて脚光を浴び、現在では芸術心としてだけではなく、多くのシーンに登場するようになりました。
お祝いごとの贈答品やご家庭でさりげなく使えるもの、業務用として食文化を華やかにするものなどさまざまです。ぜひお手元にお気に入りの有田焼を置いてみませんか。
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