人々の生活に寄り添う有田焼
高級品として、庶民も使える器として。幅広く愛された有田焼
日本に数ある焼き物の中でも、長い歴史と伝統、海外でも知られる知名度を持った著名な磁器である有田焼。
格式の高さをうかがわせる繊細で美しい意匠の器は、多くの飲食店でお客様へのおもてなしのひとつとして重用されてきました。
有田焼は、古くは武家、ヨーロッパの王侯貴族など上流階級の人々へ送られたり、ステータスとしてコレクションされたりといった使い方をされてきたという歴史を持っています。
その一側面を見てみれば、有田焼という広く知られた名前、そして器の美しさに感じられる高級感の理由の一端が理解できるのではないでしょうか。
しかし、さまざまな国の上流階級の人々に愛された有田焼は、一方で日常的に使われる食器としても愛されてきました。
現在も、ご家庭で有田焼のお皿が使われることは多いですが、昔から一般庶民の使うお皿として流通していたのです。
もちろん、磁器としての品質は用途によって変わってきますが、有田焼の基本的な作り方はどの器も同じ。
最初は素朴な絵柄が特徴だった有田焼は、その後いろいろな技術を発展させていきます。
その結果、絵柄のバリエーションや色合いの豊かさなどに変化があらわれ、中国の磁器を真似たものばかりではなく有田焼独自のデザインが考案されていきました。
使いやすさが食器として愛されるポイント
有田焼のイメージ、魅力として真っ先に思い浮かぶのが、その美しさ。
独特の色合いや絵付が大きな特徴とされています。
美術品、工芸品として見るのであればそれらは確かに特に重要なポイントといえますが、食器として使う場合は見た目の美しさが優れているだけでは十分ではありませんよね。
鑑賞するだけではなく実際に使う食器としての評価には、使い勝手のよい物であるかどうかが深く関わってきます。
有田焼が普段使いの食器としても愛されるのは、使いやすい食器としての特徴をしっかり備えているからです。
磁器はもともと硬質な焼き物ですが、中でも磁器としての品質が高い有田焼は薄くて軽く、丈夫な器として知られています。
軽いのでお皿を手に持って食事をする日本の文化にもよく馴染み、硬くて壊れにくいため、毎日のように使われる食器としても長持ちします。
陶器と違って使う前の準備も必要なく、取り扱いも簡単。
忙しい日々の中、簡単にできるケアだけで長く大切に使っていける食器なのです。有田焼が独自の美を持った文化的な器であることを疑う余地はありません。
加えて実用性も兼ね備えているところに人々の生活に寄り添い愛され続けた所以があるのではないでしょうか。
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