業務用食器は陶器と磁器で使い分ける!
和食器として広く使われている陶器と磁器。
旅館やホテルで使われる業務用食器としても人気が高いですが、陶器と磁器はそれぞれ見た目も特徴も大きく異なる焼き物です。
陶器と磁器、双方の持つ特徴や長所を知ることで、シーンや料理による使い分けも考えやすくなるはず。
それぞれの特徴から使うのにおすすめの料理のタイプまでご紹介します!
■陶器と磁器、それぞれの特徴を知る
同じ焼き物であっても、製法や原料などに違いがあり、結果として食器としての特徴にも大きな差異がある陶器と磁器。
まずはそれぞれどんな食器か、少し詳しくご紹介します。
・陶器
主に粘土を原料として、比較的低温で焼き上げてつくられる焼き物です。磁器と比べると柔らかく、厚手の食器になります。
固いもので軽く叩いてみると鈍い音がします。
吸水性が高いという特徴があるため、電子レンジの使用には向きません。
耐熱陶器であればオーブンは使えますが、それでも急激な温度変化には弱いので、熱くなっているところから急に冷やしたりするのはNG。
熱伝導率が低いという点も磁器とは逆で、熱しにくく冷めにくい器です。
原料となる土の質感が強く、透明感はありません。
その分素朴なあたたかみを感じられる仕上がりになります。
・磁器
主な原料を陶石としている焼き物で、陶器よりも高い温度で焼き上げてつくられます。
陶器よりも硬く丈夫で強度があるので、薄手の器がつくられることが多いです。
素地の透明度も高いため、薄いこともあって光にかざすと透けて見えます。
叩いてみると、金属やガラスのような高く澄んだ音がします。
吸水性がなく、汚れがつきにくい他、電子レンジも使えます。
逆にオーブンにはあまり向きません。土の質感は感じられず、むしろガラスのような見た目と触感ですが、絵付けの際の発色もきれいで美しく、洗練された器です。
■業務用食器としてどんな用途で使うべきか
業務用食器として陶器や磁器の和食器を使う場合、今回ご紹介したようなそれぞれの特徴を意識してシーンを選ぶようにしましょう。
そうすることで、和食器の持つ魅力を最大限引き出せるはずです。
陶器は熱伝導率が低く熱くなりにくいので、あたたかいままお出しして召し上がっていただきたい料理におすすめです。
たとえばお鍋を取り分ける取皿としても使いやすいです。
特に取皿は手に持って使うことも多いので、熱くなりにくい陶器がぴったりです。
磁器は見た目の華やかさが大きな特徴であり長所なので、さまざまなデザインの小鉢を並べるだけで食卓が映えます。
吸水性のなさも魅力で、汁気の多いソースが使われるメニューや汁物、煮物などを盛り付けるのに適しています。
陶器も磁器も、業務用食器としてお客様にお出しするものだからこそ、一番見合っている料理に合わせたいですよね。
それぞれの良さを引き出せるよう、適切に扱ってあげましょう。
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